Very Short Introductionの邦訳まとめ

　オックスフォード大学出版会のVery Short Introductionという有名な入門書シリーズがある。短くて内容も平易なので、まずはこの1冊という感じで推薦されることも多いシリーズだ。

　さて、このシリーズは当然ながら邦訳もたくさん出ているのだが、複数の出版社がそれぞれの形で刊行しているため、どれがVery Short Introductionの邦訳なのか分からないという問題がある。

　ありがたいことにオックスフォード大学出版会が以下のページに邦訳の一覧をエクセルのファイルで貼ってくれているが、ちょっと見にくい。*1*2

Very Short Introductions - Oxford University Press

www.oupjapan.co.jp

　ということで、このページではVery Short Introductionの邦訳を一覧の形でまとめてみた。無秩序に並べていくのもなんなので、日本十進分類に沿ってまとめている*3が、ページ検索機能を利用するなりして各自やりやすいように使ってほしい。

　一覧はとりあえず執筆時点である2023年6月までのものに限定されるが、新しいのが出ていたら順次追加していく予定である。これを見逃してるぞ、とか、こんなのが新しく出ていた、というのがあればコメントで教えてほしい(追記：Twitterで続々コメントいただいており、大変助かります！　おかげで上に貼ったOUPの出してる一覧よりも網羅的なものになりました！)。

　追記：オックスフォード大学出版会のPast MasterシリーズからのちにVery Short Introductionに再録されたものについては当初除外していたが、Twitterで色々情報が集まったので、分かる範囲で追加してみた(ありがとうございます)。なおPMシリーズから再録されたものには「＊」という記号を付けている。

0 総記

007情報

• ダウン・ホームズ『ビッグデータ超入門』

Dawn E. Holmes "Big Data"

ビッグデータ超入門

• フレッド・パイパー、ショーン・マーフィ『暗号理論』

Fred C Piper, Sean Murphy "Cryptography"

暗号理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ルチアーノ・フロリディ『情報の哲学のために　データから情報倫理まで』

Luciano Floridi "Information"

情報の哲学のために: データから情報倫理まで

1哲学

100哲学各論

• ティモシー・ウィリアムソン『哲学がわかる　哲学の方法』

Timothy  Williamson "Philosophical Method"

哲学がわかる 哲学の方法

• サミール・オカーシャ『1冊でわかる　科学哲学』

Samir Okasha "Philosphy of Science"

科学哲学 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

↓新版　『哲学がわかる　科学哲学　新版』

哲学がわかる 科学哲学 新版

• ダンカン・プリチャード『哲学がわかる　懐疑論』

Duncan Pritchard "Scepticism"

哲学がわかる 懐疑論: パラドクスから生き方へ

• スティーヴン・マンフォード『哲学がわかる　形而上学』

Stephen Mumford "Metaphysics"

哲学がわかる 形而上学 (A VERY SHORT INTRODUCTION)

• スティーヴン・マンフォード、ラニ・リル・アンユム『哲学がわかる　因果性』

Stephen Mumford, Rani Lill Anjum "Causation"

哲学がわかる 因果性 (A VERY SHORT INTRODUCTION)

• トーマス・ピンク『哲学がわかる　自由意志』

Thomas Pink "Free Will"

哲学がわかる 自由意志 (A VERY SHORT INTRODUCTION)

• テリー・イーグルトン『人生の意味とは何か』

Terry Eagleton "The Meaning of Life"

人生の意味とは何か (フィギュール彩)

• グレアム・プリースト『1冊でわかる　論理学』

Graham Priest "Logic (2nd Edition)"

論理学 (〈一冊でわかる〉シリーズ)

↓改訂第二版　『論理学超入門』

論理学超入門 (岩波科学ライブラリー)

130西洋哲学

• ジュリア・アナス『1冊でわかる　古代哲学』

Julia Annas "Ancient Philosophy"

古代哲学 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ジュリア・アナス『1冊でわかる　プラトン』

Julia Annas "Plato"

プラトン (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ＊ヘンリー・チャドウィック『アウグスティヌス』

Henry Chadwick "Augustine"

アウグスティヌス (コンパクト評伝シリーズ)

↓再刊

アウグスティヌス

• ジョン・マレンボン『哲学がわかる　中世哲学』

John Marenbon "Medieval Philosophy"

哲学がわかる 中世哲学

• サイモン・クリッチリー『1冊でわかる　ヨーロッパ大陸の哲学』

Simon Critchley "Continental Philosophy"

ヨーロッパ大陸の哲学 (〈一冊でわかる〉シリーズ)

• ＊クエンティン・スキナー『マキアヴェッリ　自由の哲学者』

Quentin Skinner "Machiavelli"

マキアヴェッリ: 自由の哲学者

• ＊リチャード・タック『トマス・ホッブズ』

Richard Tuck "Hobbes"

トマス・ホッブズ

• ＊ジョン・ダン『ジョン・ロック　信仰・哲学・政治』

John Dunn "Locke"

ジョン・ロック―信仰・哲学・政治

• ＊ロバート・ウォクラ―『ルソー』

Robert Wokler "Rousseau"

ルソー

• ＊A・J・エア『ヒューム』

A. J. Ayer "Hume"

ヒューム

注意：こちらは古いバージョンで、2021年にJames A. Harrisという人が新しいバージョンを出しているとのことです。Twitter上で教えていただきました。ありがとうございます。

• ジョン・ロバートソン『啓蒙とはなにか　忘却された＜光＞の哲学』

John Robertson "The Enlightenment"

啓蒙とはなにか:忘却された〈光〉の哲学

• ＊ピーター・シンガー『ヘーゲル入門　精神の冒険』

Peter Singer "Hegel"

ヘーゲル入門―精神の冒険

• ＊パトリック・ガーディナー『キェルケゴール』

Patrick Gardiner "Kierkegaard"

キェルケゴール (コンパクト評伝シリーズ)

• ＊ピーター・シンガー『マルクス』

Peter Singer "Marx"

マルクス (オックスフォード大学PMシリーズ)

• ＊テレル・カーヴァー『エンゲルス』

Terrell Carver "Engels"

エンゲルス (オックスフォード大学PMシリーズ)

• ＊A・C・グレーリング『ウィトゲンシュタイン』

A. C. Grayling "Wittgenstein"

ウィトゲンシュタイン (講談社選書メチエ (21))

• スティーヴン・エリック・ブローナー『フランクフルト学派と批判理論　＜疎外＞と＜物象化＞の現代的地平』

Stephen Eric Bronner "Critical Theory (2nd edition)"

フランクフルト学派と批判理論:〈疎外〉と〈物象化〉の現代的地平

• ジェームズ・ゴードン・フィンリースン『1冊でわかる　ハーバーマス』

James Gordon Finlayson "Habermas"

ハーバーマス (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ガリー・ガッティング『1冊でわかる　フーコー』

Gary Gutting "Foucault"

フーコー (〈一冊でわかる〉シリーズ)

• キャサリン・ベルジー『1冊でわかる　ポスト構造主義』

Catherine Belsey "Poststructualism"

ポスト構造主義 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

140心理学

• ギリアン・バトラー、フリーダ・マクマナス『1冊でわかる　心理学』

Freda McManus, Gillian Butler "Psychology (2nd Edition)"

心理学 ― PSYCHOLOGY (〈1冊でわかる〉シリーズ ― Very Short Introductions日本版)

• スーザン・ブラックモア『1冊でわかる　意識』

Susan Blackmore "Consciousness"

意識 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ディラン・エヴァンズ『1冊でわかる　感情』

Dylan Evans "Emotion"

感情 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• イアン・ディアリ『1冊でわかる　知能』

Ian J. Deary "Intelligence"

知能 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• スーザン・レウェリン、ケイティ・アフェス-ヴァン・ドーン『臨床心理学入門』

Susan Llewelyn "Clinical Psychology"

臨床心理学入門

• ジョナサン・フォスター『記憶』

Jonathan Foster "Memory"

記憶 Memory:A very short introduction

• ＊アンソニー・ストー『フロイト』

Anthonny Storr "Freud"

フロイト (講談社選書メチエ)

• ＊アンソニー・スティーヴンズ『ユング』

Anthony Stevens "Jung"

ユング (講談社選書メチエ)

150倫理学

• サイモン・ブラックバーン『ビーイング・グッド　倫理学入門』

Simon Blackburn "Ethics"

ビーイング・グッド 倫理学入門

• ピーター・シンガー、カタジナ・デ・ラザリ＝ラデク『功利主義とは何か』

Katarzyna De Lazari-Radek, Peter Singer "Utilitarianism"

功利主義とは何か

• トニー・ホープ『1冊でわかる　医療倫理』

Tony Hope "Medical Ethics"

医療倫理 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• マイケル・ダン、トニー・ホープ『医療倫理超入門』

Michael Dunn, Tonny Hope "Medical Ethics (2nd Edition)"

医療倫理超入門 (岩波科学ライブラリー)

160宗教

• マリーズ・リズン『1冊でわかる　ファンダメンタリズム』

Malise Ruthven "Fundamentalism"

ファンダメンタリズム (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ジョン・ボウカー『入門　神とはなにか』

John Bowker "God"

入門 神とはなにか: 一冊でわかる

• ジョン・リッチズ『1冊でわかる　聖書』

John Riches "The Bible"

聖書 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• リチャード・ボウカム『イエス入門』

Richard Baukham "Jesus"

イエス入門

• ＊E. P. サンダース『パウロ』

E. P. Sanders "Paul"

パウロ (コンパクト評伝シリーズ)

↓再刊

パウロ

• マーク・チャップマン『聖公会物語　英国国教会から世界へ』

Mark D. Chapman "Anglicanism"

聖公会物語 ー英国国教会から世界へー

• ノーマン・ソロモン『1冊でわかる　ユダヤ教』

Norman Solomon "Judaism"

ユダヤ教 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ピンク・ダンデライオン『クエーカー入門』

Pink Dandelion "The Quakers"

クエーカー入門

• マリーズ・リズン『1冊でわかる　イスラーム』

Malise Ruthven "Islam (2nd Edition)"

イスラーム (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• マイケル・クック『1冊でわかる　コーラン』

Michael Cook "The Koran"

コーラン (<1冊でわかる>シリーズ)

2歴史

200歴史

• ジョン・アーノルド『1冊でわかる　歴史』

John Arnold "History"

歴史 ― HISTORY (〈1冊でわかる〉シリーズ ― Very Short Introductions日本版)

• スティーブン・ハウ『1冊でわかる　帝国』

Stephen Howe "Empire"

帝国 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• マイケル・ハワード『第一次世界大戦』

Michael Howard "The First Wolrd War" 

第一次世界大戦

• ゲアハード・ワインバーグ『第二次世界大戦』

Gerhard L. Weinberg "World War Ⅱ"

第二次世界大戦 シリーズ戦争学入門

• ロバート・マクマン『冷戦史』

Robert  McMahon "The Cold War"

冷戦史

• ロバート・ヤング『1冊でわかる　ポストコロニアリズム』

Robert J. C. Young "Postcoloniarism"

ポストコロニアリズム (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ジョセフ・M・シラキューサ『外交史入門』

Joseph M. Siracusa "Diplomatic History"

外交史入門 シリーズ戦争学入門

230ヨーロッパ史

• イアン・ショー『1冊でわかる　古代エジプト』

Ian Shaw "Ancient Egypt"

古代エジプト (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• エリック・クライン『トロイア戦争　歴史・文学・考古学』

Eric H. Cline "The Trojan War"

トロイア戦争:歴史・文学・考古学

• ヒュー・ボーデン『アレクサンドロス大王』

Hugh Bowden "Alexander the Great"

アレクサンドロス大王 (刀水歴史全書)

• ハリー・サイドボトム『1冊でわかる　ギリシャ・ローマの戦争』

Harry Sidebottom "Ancient Warfare"

ギリシャ・ローマの戦争 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• クリストファー・ケリー『1冊でわかる　ローマ帝国』

Christopher Kelly "The Roman Empire"

ローマ帝国 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ジリアン・クラーク『古代末期のローマ帝国』

Gillian Clark "Late Antiquity"

古代末期のローマ帝国: 多文化の織りなす世界

• ピーター・サルウェイ『1冊でわかる　古代のイギリス』

Peter Salway "Roman Britain"

古代のイギリス (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ジェリー・ブロトン『はじめてわかる　ルネサンス』

Jerry Brotton "The Renaissance"

はじめてわかる ルネサンス (ちくま学芸文庫)

• マイク・ラポート『ナポレオン戦争　十八世紀の危機から世界大戦へ』

Mike Rapport "The Napoleonic Wars"

ナポレオン戦争:十八世紀の危機から世界大戦へ

• ジェーン・キャプラン『14歳から考えたい　ナチ・ドイツ』

Jane Caplan "Nazi Germany" 

14歳から考えたい　ナチ・ドイツ

250北アメリカ史

• アラン・テイラー『先住民vs帝国　興亡のアメリカ史：北米大陸をめぐるグローバル・ヒストリー』

Alan Taylor "Colonial America"

先住民 vs.帝国 興亡のアメリカ史:北米大陸をめぐるグローバル・ヒストリー

• ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ『14歳から考えたい　アメリカの奴隷制度』

Heather Andrea Williams "American Slavery"

14歳から考えたい アメリカの奴隷制度 (A Very Short Introduction)

• アンドリュー・プレストン『アメリカの対外関係を俯瞰する』

Andrew Preston "American Foreign Relations"

アメリカの対外関係を俯瞰する―A Very Short Introduction―

290地理

• ジョン・マシューズ、デヴィッド・ハーバート『マシューズ＆ハーバート　地理学のすすめ』

 John A. Matthews, David T. Herbert "Geography"

マシューズ&ハーバート 地理学のすすめ

• アレクサンダー・ディーナー、ジョシュア・ヘーガン『境界から世界を見る　ボーダースタディーズ入門』

AlexanderDiener, Joshua Hagen "Borders"

境界から世界を見る――ボーダースタディーズ入門

• クラウス・ドッズ『地政学とは何か』

Klaus J. Dodds "Geopolitics"

地政学とは何か (叢書「世界認識の最前線」)

3社会科学

300社会科学

• マーク・ベビア『ガバナンスとは何か』

Mark Bevir "Governance"

ガバナンスとは何か (叢書「世界認識の最前線」)

• バルーク・フィッシュホッフ、ジョン・カドヴァニー『リスク　不確実性の中での意思決定』

Baruch Fischhoff, John Kadvany "Risk"

リスク 不確実性の中での意思決定 (サイエンス・パレット)

310政治

• ケニス・ミノーグ『政治　自由と専制の歴史と未来』

Kenneth Minogue "Politics"

政治―自由と専制の歴史と未来 (農政研究センター国際部会リポート)

• バーナード・クリック『1冊でわかる　デモクラシー』

Bernard Crick "Democracy"

デモクラシー (〈一冊でわかる〉シリーズ)

• ケヴィン・パスモア『ファシズムとは何か』

Kevin Passmore"Facism (2end edition)"

ファシズムとは何か

• マイケル・フリーデン『リベラリズムとは何か』

Michael Freeden "Liberalism"

リベラリズムとは何か (ちくま学芸文庫)

• デイヴィッド・ミラー『1冊でわかる　政治哲学』

David Miller "Political Philosophy"

政治哲学 (〈一冊でわかる〉シリーズ)

↓文庫化

はじめての政治哲学 (岩波現代文庫)

• カス・ミュデ、クリストバル・ロビラ・カルトワッセル『ポピュリズム　デモクラシーの友と敵』

Cas Mudde, Cristobal Rovira Kaltwasser "Populism"

ポピュリズム:デモクラシーの友と敵

• リチャード・ベラミー『哲学がわかる　シティズンシップ』

Richard Bellamy "Citizenship"

哲学がわかる シティズンシップ: 民主主義をいかに活用すべきか

• ナイジェル・ウォーバートン『「表現の自由」入門』

Nigel Warburnton "Free Speech"

「表現の自由」入門

• アリ・ラッタンシ『14歳から考えたい　レイシズム』

Ali Rattansi "Racism (2nd Edtion)"

14歳から考えたい レイシズム 【ベリー・ショート・イントロダクション】

• チャールズ・ダウンゼンド『1冊でわかる　テロリズム』

Charles Townshend "Terrorism (2nd Edition)"

テロリズム (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• マンフレッド・スティーガー『1冊でわかる　グローバリゼーション』

Manfred Steger "Grobalization"

グローバリゼーション (<1冊でわかる>シリーズ)

↓4th editionの訳

新版 グローバリゼーション (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• カリド・コーザー『移民をどう考えるか』

Khalid Koser "International Migration (2nd Ediction)"

移民をどう考えるか

• クリスチャン・ルース＝スミット『国際関係論』

Christian Reus-Smit "International Relations"

国際関係論 (シリーズ戦争学入門)

• オリバー・P・リッチモンド『平和理論入門』

Oliver P. Richmond "Peace"

平和理論入門

320法律

• レイモンド・ワックス『1冊でわかる　法哲学』

Raymond Wacks "Philosophy of Law"

法哲学 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

330経済

• パーサ・ダスグプタ『1冊でわかる　経済学』

Partha Dasgupta "Economics"

経済学 (〈一冊でわかる〉シリーズ)

• ケン・ビンモア『1冊でわかる　ゲーム理論』

Ken Binmore "Game Theory"

ゲーム理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• ロバート・アレン『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』

Robert C. Allen "Global Economic History"

なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか

• ミシェル・バデリー『〔エッセンシャル版〕行動経済学』

Michelle Baddeley "Behavioural Economics"

〔エッセンシャル版〕行動経済学 (ハヤカワ文庫NF)

• クリストファー・ノーベス『ノーベス会計学入門』

Christopher Nobes "Accounting"

ノーベス会計学入門

• スティーヴン・スミス『環境経済学　「沈黙の春」から気候変動まで』

Stephen Smith "Environmental Ecnomics"

環境経済学:『沈黙の春』から気候変動まで

• マーク・ドジソン、デビッド・ガン『イノベーション　世界を変える発想を創りだす』

Mark Dodgson, David Gann "Innovation"

イノベーション：世界を変える発想を創りだす

• ＊ドナルド・ウィンチ『マルサス』

Donald Winch "Malthus"

マルサス

• ＊ロバート・スキデルスキー『ケインズ』

Robert Skidelsky "Keynes"

ケインズ

↓再刊？

ケインズ (岩波モダンクラシックス)

360社会

• デイヴィッド・ガーランド『福祉国家　救貧法の時代からポスト工業社会へ』

David Garland "The Welfare State"

福祉国家:救貧法の時代からポスト工業社会へ

• ヴェロニク・モティエ『14歳から考えたい　セクシュアリティ』

Veronique Mottier "Sexuality"

14歳から考えたい セクシュアリティ

• フィリップ・ジェファーソン『14歳から考えたい　貧困』

Philip N. Jefferson "Poverty"

14歳から考えたい 貧困 【ベリー・ショート・イントロダクション】

• ティム・ニューバーン『サイエンス超簡潔講座　犯罪学』

Tim Newburn "Criminology"

サイエンス超簡潔講座 犯罪学

390軍事、戦争

• ＊マイケル・ハワード『クラウゼヴィッツ　「戦争論」の思想』

Michael Howard "Clausewitz"

クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想

• アントゥリオ・エチェヴァリア『軍事戦略入門』

Antulio Echevarria "Military Strategy"

軍事戦略入門 シリーズ戦争学入門

• リチャード・イングリッシュ『近代戦争論』

Richard English "Modern War"

近代戦争論 シリーズ戦争学入門

• アレックス・ローランド『戦争と技術』

Alex Roland "War and Technology"

戦争と技術 (シリーズ戦争学入門)

• フランク・レッドウィッジ『航空戦』

Frank Ledwidge "Aerial Warfare"

航空戦 (シリーズ戦争学入門)

• ジョセフ・M・シラキューサ『核兵器』

Joseph M. Siracusa "Nuclear Weapons"

核兵器 (シリーズ戦争学入門)

4自然科学

400自然科学

• トマス・ディクソン『科学と宗教』

Thomas Dixon "Science and Religion"

科学と宗教 (サイエンス・パレット)

• ローレンス・プリンシペ『科学革命』

Lawrence M. Principe "The Scientific Revolution"

科学革命 (サイエンス・パレット)

410数学

• ティモシー・ガウアーズ『1冊でわかる　数学』

Timothy Gowers "Mathematics"

数学 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• イアン・スチュアート『無限』

Ian Stewart "Infinity"

無限 (岩波科学ライブラリー)

• イアン・スチュアート『対称性　不変性の表現』

Ian Stewart "Symmetry"

対称性 不変性の表現 (サイエンス・パレット)

• ロビン・ウィルソン『組合せ数学』

Robin Wilson "Combinatorics"

組合せ数学 (岩波科学ライブラリー)

• グイド・カルダレッリ、ミケーレ・カタンザーロ『ネットワーク科学』

Guido Caldarelli, Michele Catanzaro "Networks"

ネットワーク科学 (サイエンス・パレット)

• ケネス・ファルコナー『フラクタル』

Kenneth Falconer "Fractals"

フラクタル (岩波科学ライブラリー)

• ジョン・ハイ『確率』

John Haigh "Probability"

確率 (サイエンス・パレット)

• デイヴィッド・ハンド『統計学』

David J. Hand "Statistics"

統計学 (サイエンス・パレット)

420物理学

• フランク・クローズ『原子核物理　物質の究極の世界を覗く』

Frank Close "Nuclear Physics"

原子核物理 物質の究極の世界を覗く (サイエンス・パレット)

• クラウド・トゥニズ『放射線　科学が開けたパンドラの箱』

Claudio Tuniz "Radioactivity"

放射線 (サイエンス・パレット)

• ラッセル・スタナード『相対性理論　常識への挑戦』

Russell Stannard "Relativity"

相対性理論―常識への挑戦 (サイエンス・パレット)

• エリック・ラウガ『流体力学超入門』

Eric Lauga "Fluid Mechanics"

流体力学超入門 (岩波科学ライブラリー 323)

430化学

• ピーター・アトキンス『化学　美しい原理と恵み』

Peter Atkins "Chemistry"

化学 美しい原理と恵み (サイエンス・パレット)

• フィリップ・バール『元素　文化と文明の支柱』

Philip Ball "The Elements"

元素 (サイエンス・パレット)

• エリック・シェリー『周期表　いまも進化中』

Eric R. Scerri "The Periodic Table"

周期表-いまも進化中 (サイエンス・パレット)

• ピーター・アトキンス『アトキンス物理化学入門』

Peter Atkins "Physical Chemistry"

アトキンス物理化学入門

440天文学、宇宙科学

• ジョン・グリビン『銀河と宇宙』

John Gribbin "Galaxies"

銀河と宇宙 (サイエンス・パレット)

• アンドリュー・キング『星　巨大ガス球の生と死』

Andrew King "Stars"

星 巨大ガス球の生と死 (サイエンス・パレット)

• マイケル・ホスキン『西洋天文学史』

Michael Hoskin "History of Astronomy"

西洋天文学史 (サイエンス・パレット)

• レオフランク・ホルフォード・ストレヴン『暦と時間の歴史』

Leofranc Holford-Strevens "History of Time"

暦と時間の歴史 (サイエンス・パレット)

450地球科学

• マーティン・レッドファーン『地球　ダイナミックな惑星』

Martin Redfern "The Earth"

地球-ダイナミックな惑星 (サイエンス・パレット)

• マーク・マスリン『気候　変動し続ける地球環境』

Mark Maslin "Climate" 

気候 変動し続ける地球環境 (サイエンス・パレット)

• ワーウィック・ヴィンセント『湖の科学』

Warwick F. Vincent "Lakes"

湖の科学

• マーティン・プライス『山岳』

Martin Price "Mountains"

山岳 (サイエンス・パレット)

• デヴィッド・ノーマン『恐竜　化石記録が示す事実と謎』

David Norman "Dinosaurs"

恐竜 化石記録が示す事実と謎 (サイエンス・パレット)

460生物学

• マイケル・ベントン『生命の歴史　進化と絶滅の40億年』

Michael J. Benton "History of Life"

生命の歴史-進化と絶滅の40億年 (サイエンス・パレット)

• ジェイミー・デイヴィス『サイエンス超簡潔講座　合成生物学』

Jamie A. Davies "Synthetic Biology"

サイエンス超簡潔講座 合成生物学

• ルイス・ウォルパート『発生生物学』

Lewis Wolpert "Developmental Biology"

発生生物学 (サイエンス・パレット)

• ニコラス・マネー『微生物　目には見えない支配者たち』

Nicholas P. Money "Microbiology"

微生物 目には見えない支配者たち (サイエンス・パレット)

• ドロシー・クラウフォード『ウイルス　ミクロの賢い寄生体』

Dorothy H. Crawford "Viruses"

ウイルス ミクロの賢い寄生体 (サイエンス・パレット)

• ブライアン・チャールズワース、デボラ・チャールズワース『1冊でわかる　進化』

Brian Charlesworth, Deborah Charlesworth "Evolution"

進化 (<1冊でわかる>シリーズ)

• ジョン・ウォラー『サイエンス超簡潔講座　遺伝』

John Waller "Heredity"

サイエンス超簡潔講座 遺伝

• フィリップ・ムラデノフ『海洋生物学』

Philip V. Mladenov "Marine Biology"

海洋生物学 (サイエンス・パレット)

• バーナード・ウッド『人類の進化　拡散と絶滅の歴史を探る』

Bernard Wood "Human Evolution"

人類の進化: 拡散と絶滅の歴史を探る (サイエンス・パレット)

• マーリーン・ズック、リー・W・シモンズ『なぜオスとメスは違うのか　性淘汰の科学』

Marlene Zuk, Leigh W. Simmons "Sexual Selection"

なぜオスとメスは違うのか―性淘汰の科学

480動物

• デヴィッド・ドゥグラツィア『1冊でわかる　動物の権利』

David DeGrazia "Animal Rights"

動物の権利 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• トリストラム・D・ワイアット『サイエンス超簡潔講座　動物行動学』

Tristram D. Wyatt "Animal Behaviour"

サイエンス超簡潔講座 動物行動学

• ピーター・ホランド『動物たちの世界　六億年の進化をたどる』

Peter Holland "Animal Kingdom"

動物たちの世界―六億年の進化をたどる (科学のとびら)

490医学・薬学

• ウィリアム・バイナム『医学の歴史』

William F. Bynum "History of Medicine"

医学の歴史 (サイエンス・パレット)

• ジョナサン・スラック『幹細胞　ES細胞・iPS細胞・再生医療』

Jonathan Slack "Stem Celss"

幹細胞――ES細胞・iPS細胞・再生医療 (岩波科学ライブラリー)

• マイケル・オーシェイ『1冊でわかる　脳』

Michael O'Shea "The Brain"

脳 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• テレンス・アレン、グラハム・コーリング『細胞　基礎から細胞治療まで』

Terence Allen, Graham J. Cowling "The Cell"

細胞―基礎から細胞治療まで (科学のとびら)

• ラッセル・フォスター、レオン・クライツマン『体内時計のミステリー　最新科学が明かす睡眠・肥満・季節適応』

Russell Foster, Leon Kreitzman "Circadian Rhythms"

体内時計のミステリーー最新科学が明かす睡眠・肥満・季節適応

• スティーヴン・ロックリー、ラッセル・フォスター『睡眠』

Steven W. Lockley, Russell G. Foster "Sleep"

睡眠

• メアリー・ジェーン・タッキ、ジャン・スコット『サイエンス超簡潔講座　うつ病』

Mary Jane Tacchi, Jan Scott "Depression"

サイエンス超簡潔講座 うつ病

• ロイ・ポーター『1冊でわかる　狂気』

Roy Porter "Madness"

狂気 (〈一冊でわかる〉シリーズ)

注意*4

• マルタ・ウェイン、ベンジャミン・ボルカー『サイエンス超簡潔講座　感染症』

Marta Wayne, Benjamin Bolker "Infectious Disease"

サイエンス超簡潔講座 感染症

• クリスチャン・マクミレン『サイエンス超簡潔講座　パンデミック』

Christian W. McMillen "Pandemics"

サイエンス超簡潔講座 パンデミック

• ロドルフォ・サラッチ『読んでわかる！　疫学入門』

Rodolfo Saracci "Epidemiology"

読んでわかる! 疫学入門

• フィリッパ・レヴィン『14歳から考えたい　優生学』

Philippa Levine "Eugenics"

14歳から考えたい 優生学 【ベリー・ショート・イントロダクション】

• ジョン・クレブス『食　90億人が食べていくために』

John Krebs "Food"

食 90億人が食べていくために (サイエンス・パレット)

• レスリー・アイヴァーセン『1冊でわかる　薬』

Leslie L. Iversen "Drugs"

薬 ― DRUGS (〈1冊でわかる〉シリーズ ― Very Short Introductions日本版)

5技術、工学

520建築学

• アンドリュー・バランタイン『建築』

Andrew Ballantyne "Architecture"

建築 (<1冊でわかる>シリーズ)

6産業

7芸術

700芸術・美術

• デイヴィッド・コッティントン『現代アート入門』

David Cottington "Modern Art"

現代アート入門

• ダナ・アーノルド『1冊でわかる　美術史』

Dana Arnold "Art History"

美術史 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

760音楽、舞踊

• エリザベス・ヘルムス・マーギュリス『音楽心理学ことはじめ　音楽とこころの科学』

Elizabeth Hellmuth Margulis "The Psychology of Music"

音楽心理学ことはじめ 音楽とこころの科学

• フィリップ・ボールマン『ワールドミュージック／世界音楽入門』

Philip V. Bohlman "World Music"

ワールドミュージック/世界音楽入門

• 二クラス・クック『音楽とは　ニコラス・クックが語る５つの視点』

Nicholas Cook "Music (2nd Edition)"

音楽とは: ニコラス・クックが語る5つの視点

8言語

9文学

900文学

• マシュー・レイノルズ『翻訳　訳すことのストラテジー』

Matthew Reynolds "Translation"

翻訳 訳すことのストラテジー

• ジョナサン・カラー『1冊でわかる　文学理論』

Jonathan Culler "Literary Theory (2nd Edition)"

文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

• リッチー・ロバートソン『1冊でわかる　カフカ』

Ritchie Robertson "Kafka"

カフカ (〈1冊でわかる〉シリーズ)

*1:この一覧もどれくらい最新なものかは分からないが、今年(2023年)2月に出たダンカン・プリチャード『哲学がわかる　懐疑論』(Scepticism)は載っていて、今月(2023年6月)出たリチャード・ベラミー『哲学がわかる　シティズンシップ』(Citizenship)は載っていなかった。また、レイモンド・ワックス『1冊で分かる　法哲学』(Philosophy of Law)など、分かった限りでも数冊ほど載っていなかった本があるので、完全に網羅的というわけでもないらしい。このページでは、分かった限りのものは追加しておいた。

*2:ちなみに探してみたら、Very Short Introductions 和訳本一覧表 - 名古屋大学附属図書館というのがあったが、2018年時点までのものらしい。

*3:日本十進分類（NDC）検索 | 市川市公式Webサイトを利用した。また、公共図書館でどこに分類されているかも確認するなどした。

*4:これはRoy Porterの著書"Madness A Breif History"の翻訳らしいが、Very Short Introductionの"Madness"の著者はAndrew Scallという人らしい。どういうことなのだろうか。