お知らせ

econ101.jp

 主に英米の社会科学者の論説を翻訳・紹介しているサイト経済学101で、ジョセフ・ヒース(カナダの哲学者)のWoke tactics are as important as woke beliefsという記事を翻訳させていただきました。*1

 『反逆の神話〔新版〕「反体制」はカネになる』ハヤカワ・ノンフィクション文庫の序文でも触れられていた、「権威主義化・不寛容化した左派」について検討したエントリで、近年の一部の左派(ウォーク)の戦略を「反自由主義的リベラリズム illiberal liberalism」の一種として分析しています。日本での様々な事例に直ちに適用できるかは微妙だと思いますが、示唆に富む内容となっているので、左派の方にぜひとも読んでいただきたいです(右派・反左派にばかりウケてしまいそうなのが厄介なのですが)。

 断っておくと、ヒースは先鋭化した左派には批判的ですが、あくまでも左派の哲学者であり、右派に対しても舌鋒鋭く批判しています(特に『啓蒙思想2.0』NTT出版を参照)。

 

 本エントリと関連するものとして、以下の記事があります。どれも面白いのでぜひご一読を。

econ101.jp

davitrice.hatenadiary.jp

gendai.ismedia.jp

gendai.ismedia.jp

liberalartsblog.hatenablog.com

note.com

(12/7 追記)

liberalartsblog.hatenablog.com

*1:WARE_bluefieldさんに大幅に手直ししていただいたので、翻訳というよりは下訳という感じですが。