Great Booksに収録されている作品をまとめてみた

 Great Books of the Western Worldは、直訳で「西洋世界名著集」であるが、必ずしも誰もが認める古典・名著が選ばれているわけではない。選定基準などについては 

kozakashiku.hatenablog.com

を見てほしいが、とにかく収録作品を一度まとめて一覧にすることで、Great Booksの全体像がよりクリアに見えてくると思う。

 

 なお、間違いの指摘や和訳本についての情報は受け付けているので、詳しい方はぜひ教えてください。

 

 ちなみにGreat Booksの第1版は54巻までしかなかったらしく、現在流通しているのは全60巻の第2版だが、訳がアップデートされていたり、収録作品が削られたり追加されたりしている(第1版に入っていた、アポロニウス「円錐曲線論」、ローレンス・スターン「トリストラム・シャンディー」、フィールディング「トム・ジョーンズ」、ジョゼフ・フーリエ「熱の解析的理論」が、第2版では削られている。第2版から追加された作品も多数ある)。

 また作品の選定には当然批判もあって、女性や非ヨーロッパ系を無視して白人男性の作品を寿ぐだけのラインナップだとか、英米系が多すぎるとか、幅広い作品の収録より一人の著者の作品を多く収録することにこだわっているとか、数学や科学の古典が一般読者に理解できるわけないだろとか、そんなようなことが言われている。それに対しアドラーらGreat Booksの編集部の方からは、第2版で女性の作品を0から4個に増やしたり(!)、自然科学系の古典枠でアポロニウスとフーリエを削ったり、追加文献(Additional Readings)の項でいろいろな作品紹介してるんだからいいじゃんと言ったり、といった応答があったようである。

(以上はGreat Books of the Western World - Wikipediaをカンペした。第1版と第2版の異同、およびGreat Booksへの批判については「The Great Conversationについて」も参照)。

 

 さて、以下収録作品を列記していく。注意点をいくつか。

・基本「The Great Conversation」第2版についているGreat Books全体の目次を参照しているが、それよりも大雑把なものである。

・複数の邦題がある場合は、気づいた限りで記載しておいた(例えば「アメリカの民主政治」、「アメリカのデモクラシー」、「アメリカにけるデモクラシー」といった風に)。複数の和訳が出ているものも多いため、書誌情報の記載やAmazonへのリンクなどはしないでおく。

・タイトルからの推測だけで同定したものも多いので、正確なリストではない(少しずつ改訂していく予定)。特に自信がない場合は「?」を付しておいた。

・必ずしも和訳があるとは限らない。

・Great Booksには、各作品の序文などが収録されているのに、和訳には載っていないというケースが多々ある(あるバージョンの和訳には載っており、また別のバージョンの和訳には載っていない、というケースも)ため、Great Booksにおける各作品の詳細な目次(この作品は第1版と第2版への序文が収録されている、みたいな)が必要になる。が、それについては面倒くさいのでここでは何も記載していない。Great Booksに収録された作品と対応する和訳が分かりにくい場合や、対応する和訳が分からなかった場合には、例外的に詳細な記述をしている(カント、ウェーバーなど)。

・シントピコン索引を一部和訳した際に気づいた細かなポイントを適宜記している。

 

 

 

 

3

ホメロスHomer

・Iliad「イリアス

・Odyssey「オデュッセイア

 

4

アイスキュロスAeschylus

・The suppliant Maidens「救いを求める女たち」

・The Persians「ペルシア人」、「ペルサイ」

・Seven against Thebes「テーバイ攻めの七将」

・Prometheus bound「縛られたプロメテウス」

・Agamemnon「アガメムノン」、「アガメムノーン」

・The libation bearers「コエーポロイ」?「供養する女たち」?

・The Eumenides「エウメニデス」

ソフォクレスSophocles

・Oedipus the king「オイディプス王

・Oedipus at Colonus「コロノスのオイディプス

・Antigone「アンティゴネー」、「アンティゴネ」、「アンチゴネ」

Ajax「アイアース」?

・Electra「エレクトラ

・The woman of Trachis「トラキスの女たち」

・Philoctetes「プロクテーテース」、「ピロクテテス」

エウリピデスEuripides

・Rhesus「レソス」

・The media「メディア」

・Hippolytus「ヒッポリュトス」

・Alcestis「アルケスティス」

・The Heracleidae「ヘーラクレイダイ」、「ヘラクレスの子どもたち」

・The suppliant women「救いを求める女たち」

・The Trojan Women「トロイアの女」、「トローイアデス」

・Ion「イオン」

・Helen「ヘレネ

・Andromache「アンドロマケ」

・Electra「エレクトラ

・The Bacchae「バッコスの信女」

・Hecuba「ヘカベ」

・Heracles「ヘラクレス

・The Phoenician women「フェニキアの女たち」

・Orestes「オレステス

・Iphigenia in Tauris「タウリケのイピゲネイア」

・Iphigenia in Aulis「アウリスのイピゲネイア」

・The cyclops「キュクロプス

アリストファネスAristphanes

・The acharnians「アルカナイの人々」

・The knights「騎士」

・The colouds「雲」

・The wasps「蜂」

・Peace「平和」

・The birds「鳥」

・The frogs「蛙」

・Lysistrata「女の平和」

・The poet and the women「女だけの祭り」、「テスモポリア祭を営む女たち」

・The assembly women「女の議会」

・Wealth「福の神」

 

5

ヘロドトスHerodotus

・The history「歴史」

トゥキディデスThucydides

・The history of the Peloponnesian war 「戦史」、「歴史」など

 

6

プラトンPlato

・Charmides「カルミデス」

・Lysis「リュシス」

・Laches「ラケス」

・Protagoras「プロタゴラス

・Euthydemus「エウテュデモス」

・Cratylus「クラテュロス

・Phaedrus「パイドロス

・Ion「イオン」

・Symposium「饗宴」

・Meno「メノン」

・Euthyphro「エウテテュプロン」

・Apology「ソクラテスの弁明」、「弁明」

・Crito「クリトン」

・Phaedo「パイドン

・Gorgias「ゴルギアス

・The republic「国家」

・Timaeus「ティマイオス

・Critias「クリティアス」

・Parmenides「パルメニデス

・Theaetetus「テアイテトス」

・Sophist「ソピステス」?

・Statesman「政治家」

・Philebus「ピレボス」

・Laws「法律」

・The seventh letter「第七書簡」

 

7

アリストレスAristotle

・Logic「オルガノン」

  Categories「カテゴリー論」、「範疇論」

  On interpretation「命題論」

  Prior analytics「分析論前書」

  Posterior analytics「分析論後書」

  Topics「トピカ」、「トポス論」

  On sophistical refutations「詭弁論駁論」、「ソフィスト的論駁について」

・Physical treatises

  Physics「自然学」

  On the heavens「天体論」、「天界について」、「天について」

  On generation and corruption「生成消滅論」、「生成と消滅について」

  Meteorology「気象論」

・Metaphysics「形而上学

・On the soul「霊魂論」、「魂について」、「心とは何か」

・Short physical treatises「自然学小論集」

8

アリストテレスAristotle

・Biological treatises

  History of animals「動物誌」

 On the parts of animals「動物部分論」

  On the motion of animals「動物運動論」

  On the gait of animals「動物進行論」

 On the generation of animals「動物発生論」

・Nicomachean ethics「ニコマコス倫理学

・Politics「政治学

・The athenian constitution「アテナイ人の国制」

・Rhetoric「弁論術」

・On poetics「詩学

 

9

ヒポクラテスHippocrates

・Hippocratic writings

 The Oath「ヒポクラテスの誓い」

 On ancient medicine「古い治療について」

 On airs, waters, and places「空気、水、場所について」

 The book of prognostics「予後」

 On regimen in acute diseases「急性病の摂政法について」?

 Of the epidemics「流行病」

 On injuries of the head

 On the surgery「術について」、「診療所における心得」?

 On fractures「骨折」

 On the articulation「関節について」

 Instruments of reduction「整復装置」

 Aphorisms「箴言

 The law「法」

 On ulcers「潰瘍について」

 On fistulae

 On hemorrhoids「痔について」

 On the sacred disease「神聖な病について」

ガレノスGalen

・On the natural faculties「自然の機能について」

 

10

ユークリッドEuclid

・The Thirteen Books of Euclid’s elements「ユークリッド原論」

アルキメデスArchimedes

・The work of Archimedes including the Method

 On the sphere and cylinder「球と円柱について」

 Measurement of a circle「円周の測定」

  On conoids and spheroids「円錐と球体について」、「円錐状体と球状身体について」

  On spirals「螺旋について」

  On the equilibrium of planes「平面の釣合について」

  The Sand-Reckoner「砂の計算」、「砂の計算者」

  Quadrature of the parabola「放物線の求積」

  On floating bodies「浮体の原理」

  Books of lemmas

  The method treating of mechanical problems「方法」?

ニコマコスNicomachus

・The introduction to Arithemetic「算術入門」

 

11

ルクレティウスLucretius

・The way things are「物の本質について」、「事物の本性について」

エピクテトスEpictetus

・The discourse「人生談義」

マルクス・アウレリウスMarcus Aurelius

・The meditation「自省録」

プロティノスPlotinus

・The six enneads「エンネアデス」、「エネアデス」

 

12

ウェルギリウスVirgil

・The elogues「エクローグ」、「エクロガエ」、「牧歌」

・The georgics「ゲオルギカ」、「農耕誌」

・The aeneid「アエネイス」、「アエネーイス

 

13

プルタークPlutarch

・The lives of the noble Grecians and Romans「対比列伝」、「プルタルコス英雄伝」、「プルターク英雄伝」、「プルタルコス偉人伝」

 

14

タキトゥスTacitus

・The annals「年代記

・The histories「同時代史」

 

15

プトレマイオスPtolemy

・The almagestアルマゲスト

(Introduction, symbols, and abbreviations, and a short biography to Copernicus and Kepler →翻訳者によるコペルニクスケプラーについての導入、要約、伝記)

コペルニクスCopernicus

・On the revolutions of the heavenly spheres「天球の回転について」

ケプラーKepler

・Epitome of Copernican astronomy IV-V 直訳すると「コペルニクス宇宙論概略」だが和訳されてない?

・The harmony of the world V「世界の調和」

 

16

アウグスティヌスAugustine

・The confessions「告白」

・The city of God「神の国

・On Christian doctrine「キリスト教の教え」?

 

17-18

アクィナスAquinas

・The Summa Theologica「神学大全

 

19

ダンテDante

・The divine comedy「新曲」

チョーサーChaucer

・Troilus and Criseyde「トロイルスとクリセイデ」

・The canterbury Tales「カンタベリー物語」

 

20

カルヴァンCalvin

・Selection from Institute of the Christian religion「キリスト教綱要」

 

21

マキャベリMachiavelli

・The prince「君主論

ホッブズHobbes

・Leviathan「リバイアサン

 

22

ラブレーRabelais

・Gargantua and Pantagruel「ガルガンチュアとパンタグリュエル」

 

23

エラスムスErasmus

・Praise of folly「愚神礼賛」、「痴愚神礼賛」

モンテーニュMontaigne

・The essays「エセー」

 

24

シェイクスピアShakespeare

・The first part of King henry the sixth「ヘンリ―六世 第一部」

・The second part of King henry the sixth「ヘンリ―六世 第二部」

・The third part of King henry the sixth「ヘンリ―六世 第三部」

・The tragedy of king Richard the third「リチャード三世」、「リチャード三世の悲劇」

・The comedy of errors「間違いの喜劇」、「間違いつづき」

・Titus Andronicus「タイタス・アンドロニカス」

・The taming of the shrew「じゃじゃ馬ならし

・The two gentlemen of Verona「ヴェローナの二紳士」

・Love’s Labour’s Lost「恋の骨折り損

・Romeo and Juliet「ロミオとジュリエット

・The tragedy of king Richard second「リチャード二世」、「リチャード二世の悲劇」

・A midsummer night dream「真夏の夜の夢

・The life and death of king john「ジョン王」、「ジョン王の生と死」

・The Marchant of Venice「ヴェニスの商人

・The first part of the king henry fourth「ヘンリ―四世 第一部」

・The second part of the king henry fourth「ヘンリー四世 第二部」

・Much ado about nothing「空騒ぎ」

・The life of king Henry the fifth「ヘンリ―五世」

・Julius Caesar「ジュリアス・シーザー

・As you like it「お気に召すまま」

25

シェイクスピアShakespeare

・Twelfth night: or what you will「十二夜:御意のままに」

・Hamlet, Prince of Denmark「ハムレット

・The merry wives of Windsor「ウィンザーの陽気な女房たち」

・Troilus and Cressida「トロイラスとクレシダ」

・All’s well that end well「終わりよければ全てよし」

・Measure for measure「尺には尺を」

Othello, the Moor of Venice「オセロー」

・King Lear「リア王

・Macbeth「マクベス

・Antony and Cleopatra「アントニークレオパトラ

・Coriolanus「コリオレイナス

・Timon of Athens「アテネのタイモン」

・Pericles, praise of Tyra「ペリクリーズ」

・Cymbeline「シンベリン」

・The winter’s tale「冬物語

・The tempest「テンペスト

・The famous history of the life of King henry eighth「ヘンリー八世」

・Sonnets「ソネット集」

 

26

ウィリアム・ギルバートGilbert

・On the loadstone and Magnetic bodies「磁石論」?

ガリレオGalileo

・Concerning two new sciences「新科学対話」、「二つの新科学対話」

ハーヴェイHarvey

・On the motion of the heart and blood in animals「心臓の動きと血液の流れ」

・On the calculations of the blood「血液循環の原理」

・On the Generation of animals「動物の発生について」?

 

27

セルバンテスCervantes

・The history of Don Quixote de la Mancha「ドン・キホーテ」、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャの歴史」

 

28

フランシス・ベーコンBacon

・Advancement of learning「学問の進歩」

・Novum Organum「ノウム・オルガヌム

・New Atlantis「ニュー・アトランティス

デカルトDescartes

・Rules for the direction of the mind「精神指導の規則」

・Discourse on the method「方法序説

・Meditations on first philosophy「省察

・Objections against the meditation and replies「省察 反省と答弁」

・The geometry「幾何学

スピノザSpinoza

・Ethics「エチカ」

 補足:「省察 反省と答弁」はデカルト著作集には収録されている。

 

29

ミルトンMilton

・Miscellaneous poems

  On the morning of christs

  A paraphrase on Psalm

  Psalm

  The passion

  On time

  Upon the circumcision

  At a solemn musick

  An epitaph on the marchioness of Winchester

  Song on May morning

  On Shakespear 1630

  On the university carrier

  L’allegro

  Il Penseroso

  Arcades

  Lycidas

  Comus

  Poems added in the 1673 edition on the death of a fair infant

  At a vacation exercise

  The fifth ode of Horace. Lib.Ⅰ

・Sonnets

  I, VII-XIX

  On the new forcers of Conscience under the Long Parliament

  On the Lord Gen. Fairfax at the siege of Colchester

  To the Lord Generall Cromwell May

  To Sr Henry Vane the younger

  To Mr. Cyriack Skinner upon his Blindness

・Psalms

Paradise lost失楽園

・Samson agomistes「闘士サムソン」

・Areopagitica「言論・出版の自由」、「アレオパジティカ」

 補足:詩について和訳を確認することはできなかったが、宮西光雄「ミルトン英詩全訳集」金星堂,1983に載っていると思う。入手できる方は確認してくださるとありがたいです。

 

30

パスカルPascal

・The provincial letters「プロヴィンシアル」、「田舎の友への手紙」

・Pansees「パンセ」

・Preface to the Treatise on the Vacuum

・New experiments concerning the Vacuum「真空に関する新実験」

・Account of the great experiment concerning the equilibrium of fluids「流体の平衡に関する大実験談」

・Treatises on the equilibrium of liquids and on the weight of the mass of the air「流体の平衡について」と「大気の重さについて」

・On geometrical demonstration

・Treatise on the Arithmetical Triangle「数三角形論」

・Correspondence with fermat on the theory of probabilities直訳すると「確率の理論についてのフェルマーとの書簡」なので「パスカルフェルマー往復書簡」?

補足:訳についてはこれを参照した。

http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/315132.html

 

31

モリエールMoliere

・The school for wives「女房学校」

・The critique of the school of wives「女房学校批判」

・Tretuffe「タルチョフ」

Don Juanドン・ジュアン

・The Miser「守銭奴

・The would-be gentleman「町人貴族」

・The would-be Invalid「病は気から」、「気で病む男」

ジャン・ラシーヌJean Racine

・Berenice「ベレニス」

・Phaedra「フェードル」

 

32

ニュートンNewton

・The mathematical principles of natural philosophy「プリンキピア」、「自然哲学の数学的原理」

・Optics「光学」

ホイヘンスHuygens

・Treatise on light「光についての論考」?

 

33

ロックLocke

・A letter concerning toleration「寛容書簡」

・Concerning civil government, second essay「統治二論 第二論」

・An essay concerning human understanding「人間知性論」

バークリBerkeley

・The principle of human knowledge「人知原理論」

ヒュームHume

・An enquiry concerning human understanding「人間知性研究」

 

34

スウィフトSwift

・Galiver’s travels「ガリバー旅行記

ボルテールVoltaire

・Candide「カンディード

ディドロDiderot

・Rameou’s nephew「ラモーの甥」

 

35

モンテスキューMontesquieu

・The spirit of law「法の精神」

ルソーRousseau

・On the origin of inequality「人間不平等起源論」

・On political economy「政治経済論」

・The social contract「社会契約論」

 

36

アダム・スミスAdam Smith

・An inquiry into the nature and causes of the wealth of nations「国富論

 

37-38

ギボンGibbon

・The decline and fall of the roman empireローマ帝国衰亡史」

 

39

カントKant

・The critique of pure reason「純粋理性批判

・The critique of practical reason「実践理性批判

・Fundamental principles of the metaphysics of morals「人倫の形而上学の基礎付け」

・Preface and introduction to the metaphysical elements of ethics「人倫の形而上学」[第二部 徳論の形而上学の定礎]の「序文」、「徳論への序論」

・General introduction to the metaphysics of Morals

  General division of the metaphysic of morals「人倫の形而上学」[第一部 法論の形而上学的定礎]の「人倫の形而上学の一般区分」

  General introduction to the metaphysic of morals「人倫の形而上学」[第一部 法論の形而上学的定礎]の「人倫の形而上学への序論」

・The science of right「人倫の形而上学」[第一部 法論の形而上学的定礎]の、「法論への序論」、「法論の第一部 私法」、「法論の第二部 公法」~結語

・The critique of Judgement「判断力批判

 補足:上に挙げた和訳タイトルは「カント全集」岩波書店におけるもの。「人倫の形而上学」について整理すると、[第一部 法論の形而上学的定礎]のほぼ全て、および[第二部 徳論の形而上学的定礎]の「序文」、「徳論への序論」が収録されていることになる。他の著者より詳しい記述なのは、和訳における編成と著しく異なっていたため。

 

40

・American state papers

  Declaration of independence「アメリカ独立宣言」

  Articles of confederation「連合規約」

  The constitution「アメリカ合衆国憲法

ハミルトンHamilton、マディソンMadison、ジョン・ジェイJohn Jay

・The federalist「ザ・フェデラリスト

ジョン・スチュアート・ミルJ. S. Mill

・On liberty「自由論」

・Representative government「代議政体論」

・Utilitarianism「功利主義論」

 

41

ボズウェルBoswell

・Life of Samuel Johnson, LL.D.「サミュエル・ジョンソン伝」

 

42

ラボアジエLavoisier

・Elements of chemistry「化学のはじめ」

ファラデーFaraday

・Experimental researches in electricity「電気の実験的研究」?

 

43

ヘーゲルHegel

・The philosophy of right「法の哲学」

・The philosophy of history「歴史哲学講義」

キルケゴールKierkegarrd

・Fear and trembling「おそれとおののき」

ニーチェNitzshce

・Beyond good and evil「善悪の彼岸

 

44

トクヴィルTocqueville

・Democracy in America「アメリカの民主政治」、「アメリカのデモクラシー」、「アメリカにおけるデモクラシー」

 

45

ゲーテGoethe

・Faust「ファウスト

バルザックBalzac

・Cousin Bette「いとこベット」

 

46

ジェーン・オースティンJane Austen

・Emma「エマ」

ジョージ・エリオットGeorge Eliot

・Middlemarch「ミドルマーチ」

 

47

ディケンズDickens

・Little dorrit「リトル・ドリット」

 

48

メルヴィルMelville

Moby Dick, the whale「白鯨」

トウェインTwain

・Adventures of Huckleberry Fin「ハックルベリー・フィンの冒険

 

49

ダーウィンDarwin

・The origin of species「種の起源

・The descent of man「人間の由来」

 

50

マルクスMarx

・Capital「資本論

マルクス&エンゲルスMarx & Engels

・Manifesto on the communist party「共産党宣言

 

51

トルストイTolstoy

・War and peace「戦争と平和

 

52

ドストエフスキーDostevsky

・The brothers Karamazov「カラマーゾフの兄弟

イプセンIbsen

・A doll’s house「人形の家」

・The wild duck「野鴨」

・Heddo gabler「ヘッダ・ガーブレル」

・The master builder「棟梁ソルネス」?

 

53

ウィリアム・ジェームズWilliam James

・The principles of psychology「心理学原理」

 補足:「The principles of psychology」の和訳は恐らく存在しない。ウィリアム・ジェームズがそれの短縮版として著した「Psychology」は、今田寛訳「心理学」(上・下)、岩波文庫として和訳されているが、和訳作業には使えない。

 

54

フロイトFreud

・The origin and development of psychoanalysis「精神分析の起源と発展」

・Selected papers on Hysteria

  The psychic mechanism of hysterical phenomena「ヒステリー諸現象の心的機制について」2巻

 The case of Miss Lucie R「症例B ミス・ルーシー・R」2巻

 The case of Miss Elisabeth von R「症例D エリーザベト・フォン・R嬢」2巻

 The psycho-therapy of hysteria「ヒステリーの精神療法のために」2巻?

 The Defence-Neuro-Psychoses. A tentative psychological theory of acquired hysteria, many phobias and obsessions, and certain hallucinatory psychoses「防衛-精神神経症——後天性ヒステリー、多くの恐怖症および強迫表象、およびある種の幻覚」1巻

 On the right to separate from Neurasthenia a definite symptom-complex as anxiety neurosis

 Further observations on the Defence-Neuro-Psychoses「防衛-精神神経症再論」3巻?

 On psycho-therapy「精神療法について」6巻

 My views on the Role of Sexuality in the aetiology of the neurosis「神経症病因論における性の役割についての私論」9巻

 Hysterical fancies and their relations to bisexuality「ヒステリー性空想、ならびに両性性に対するその関係」9巻

・The sexual enlightenment of children「子供の性教育にむけて」9巻

・The future prospects of phychoanalitic therapy「精神分析療法の将来の見通し」11巻

・Observation on “wild” psychoanalysis「『横暴』な精神分析について」11巻

・The interpretation of dreams「夢判断」、「夢解釈」2,3巻

・On narcissism「ナルシシズムの導入に向けて」13巻

・Instinct and their vicissitudes「欲動と欲動運命」14巻

・Repression「抑圧」14巻

・The unconscious「無意識」14巻

・A general introduction to psychoanalysis「精神分析入門講義」15巻

・Beyond the pleasure principle「快原理の彼岸」17巻

・Group psychology and the analysis of Ego「集団心理学と自我分析」17巻

・The Ego and the Id「自我とエス」18巻

・Inhibitises, symptoms, and anxiety「制止、症状、不安」19巻

・Thoughts for times on war and death「戦争と死についての時評」14巻

Civilization and its discontents「文化の中の居心地悪さ」?「文化への不満」?

・New introductory lecture on psychoanalysis「続精神分析入門講義」21巻

 補足:「精神分析の起源と発展」は、アメリカでの講演録。和訳本は見つからなかったが、以下のブログで途中まで訳されていた。

http://toled.hatenablog.com/entry/20050715/1121353200

 また、フロイトについては収録作品が多いので、アクセスしやすいように、「フロイト全集」岩波書店の巻数を付しておいた。

 

55

ウィリアム・ジェームズWilliam James

Pragmatismプラグマティズム

ベルクソンBergson

・An introduction to Metaphysics「形而上学入門」

デューイDewey

・Experience and education「経験と教育」

ホワイトヘッドWhitehead

・Science and the modern world「科学と近代世界」

ラッセルRussel

・The problems of philosophy「哲学の問題」、「哲学の諸問題」、「哲学入門」

ハイデガーHeidegger

・What is metaphysics?「形而上学とは何か」

ウィトゲンシュタインWittgenstein

・Philosophical investigation「哲学探究

カール・バルトKarl barth

・The word of God and the word of Man 直訳すると「神の言葉と人の言葉」だが、和訳されている?バルト「教会教義学」に入っているもの?

 

56

ポアンカレPoincare

・Science and hypothesis「科学と仮説」

プランクPlanck

・Scientific autobiography and other papers「プランク科学的自叙伝」

ホワイトヘッドWhitehead

・An introduction to mathematics「数学入門」

エディントンEddington

・The expanding universe直訳すると「膨張する宇宙」だが、和訳されている?

ボーアBohr

・Selection from atomic theory and the description of nature「原子理論と自然記述」

ハーディHardy

・A mathematician’s apology「ある数学者の生涯と弁明」

ハイセンベルグHeisenberg

・Physics and Philosophy「現代物理学の思想」

シュレディンガーShcrodinger

・What is life?「生命とは何か」

ドブジャンスキーDobzhansky

・Genetics and the origin of species「遺伝学と種の起源

ウォディントンWaddington

・The nature of life「生命の本質」

 補足:プランクプランク科学的自叙伝」については、これ以外和訳が見当たらない。https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I9807576-00

 

57

ヴェヴレンVeblen

・The theory of the leisure class「有閑階級の理論」

リチャード・ヘンリー・トーニーTawney

・The acquisitive society「獲得社会」

ケインズKeynes

・The general theory of employment, interest, and money「雇用、利子、および貨幣の一般理論」

 

58

フレイザーFrazer

・Selections from the Golden Bough「金枝篇

ウェーバーMax Weber

・Selections from Essays in sociology

 PARTI Science and politics

   IV Politics as a vocation「職業としての政治」

  V Science as a vocation「職業としての学問」

 PARTⅡ Power

   VI Structures of power

    1 The prestige and power of the “Great powers”

    2 The economic foundations of “Imperialism”

    3 The nation

   VII Class, status, party

    1 Economically determined power and the social order

    2 Determination of Class-situation by Market-situation

    3 Communal action flowing from class interest

    4 Types of “Class struggle”

    5 Status honor

    6 Guarantees of status stratification

    7 “Ethic” segregation and “Caste”

    8 Status privileges

    9 Economic conditions and effects of status stratification

    10 Parties

   VIII Bureaucracy

    1 Characteristics of bureaucracy

    2 The position of the official

    3 The presuppositions and causes of bureaucracy

    4 The quantitative development of administrative tasks

    5 Qualitative changes of administrative tasks

    6 Technical advantages of bureaucratic organization

    7 Bureaucracy and law

    8 The concentration of the means of administration

    9 The leveling of social differences

    10 The permanent character of the bureaucratic machine

    11 Economic and social consequences of bureaucracy

    12 The power position of bureaucracy

    13 Stages in the development of bureaucracy

    14 The “Rationalization” of education and training

   IX The sociology of charismatic authority

    1 The general character of charisma

    2 Foundations and instability of charismatic authority

    3 Charismatic kingship

   X The meaning of discipline

   1 The origins of discipline in war

   2 The discipline of large-scale economic organizations

   3 Discipline and charisma

 PartⅢ Religion

   XI The social psychology of the world religions

   XII The protestant sects and the spirit of capitalism

   XIII Religious rejections of the world ad their directions

    1 Motives for rejection of the world: the meaning of their rational construction

    2 Typology of asceticism and of Mysticism

    3 Directions of the abnegation of the world

    4 The economic sphere

    5 The political sphere

    6 The esthetic sphere

    7 The erotic sphere

    8 The intellectual sphere

    9 The three forms of theodicy

ホイジンガHuizinga

・The waning of the middle ages「中世の秋」

レヴィ=ストロースLevi-Strauss

・Selections from structural anthropology「構造人類学

 

 

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ヘンリー・ジェームズHenry James

・The beast in the jungle「密林の獣」

バーナード・ショウBernard Shaw

・Saint Joan「聖女ジョウン」、「聖女ジャンヌ・ダルク

ジョセフ・コンラッドJoseph Conrad

・Heart of darkness「闇の奥」

チェーホフChekov

・Uncle vanya「ワーニャおじさん」

ルイジ・ピランデルロLuigi Pirandello

・Sic characters in search of an author「作者を探す六人の登場人物」

プルーストProust

・Swann in love from remembrance of things past「失われたときを求めて」第一部「スワン家の方へ」の「スワンの恋」?

キャザーCather

・A lost lady「迷える婦人」

トマス・マンMann

・Death in Venice「ヴェニスに死す」

ジョイスJoyce

・A portrait of the artis as a young man「若き芸術家の肖像」

 

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ウルフWoolf

・To the light house「灯台へ

カフカKafka

・The metamorphosis「変身」

ローレンスD. H. Lawrence

・The Prussian of officer「プロシア士官」

T.S.エリオットT. S. Eliot

・The waste land「荒地」

ユージン・オニールO’Neill

・Mourning becomes Electra「喪服の似合うエレクトラ

フィッツジェラルドFitzgerald

・The Great Gatsbyグレート・ギャツビー」「華麗なるギャツビー

フォークナーFaulkner

・A rose for Emily「エミリーに薔薇を」

ブレヒトBrecht

・Mother courage and her children「肝っ玉おっ母とその子どもたち」

ヘミングウェイHemingway

・The short happy life of Francis Macomber「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」

オーウェルOrwell

・Animal farm「動物農場

ベケットBeckett

・Waiting for Godot「ゴドーを待ちながら