そもそもシントピコンについて知らないという人はこちらを読んでほしい。
シントピコンの心臓部は「シントピコン索引」(References)だが、これは102個のアイデア=大項目にぶら下がった各トピック=小項目について、そのトピック=小項目を取り上げたGreat Books収録作品内の箇所を参照指示するものとなっている。
その各アイデア=大項目ごとにトピック=小項目をまとめたのが「トピックの見取り図」(Outline of Topics)である。
まぁなんのこっちゃ分からないと思うので、上に貼った記事から説明を引用しよう。というか説明は読まなくていいので、画像を見てどんなものか掴んでほしい。
・トピックの見取り図
次にアイデア=大項目の内部構造を、階層的なリストの形で示した「トピックの見取り図」(Outline of Topics)が続く。これは要するに、あるアイデア=大項目の持つ多様な側面を体系的に提示したものである(図書分類法でいうファセットのようなものか)。「トピックの見取り図」は、たくさんのトピック=小項目から構成されている(トピック=小項目の集合体が「トピックの見取り図」であると言ってもよい)。
トピックは、メイントピック、サブトピック、サブサブトピックから成っており、メイントピックの下にサブトピックが、サブトピックの下にサブサブトピックがぶら下がる形となっている。「2動物」を例にとると、[1動物の性質に関する一般理論]というメイントピックの下に、[1a動物の特徴:動物の魂]というサブトピックがぶら下がっており、更にそのサブトピックの下に、[(1)動物の感覚:その程度と区別]、[(2)動物の記憶力、想像力、知性]、(以下省略)、といったサブサブトピックがぶら下がっている。
この画像は、「2動物」というアイデア=大項目の「トピックの見取り図」(Outline of Topics)である。「シントピコン索引」では、ここにあるトピック=小項目のそれぞれについて、関連するGreat Books収録作品の箇所がページ数で参照指示されている。
さて、この「トピックの見取り図」(Outline of Topics)を和訳してみた。すぐ下に総合目次があって、そこからワンクリックで各アイデア=大項目の「トピックの見取り図」に飛べるようになっている。興味ある方はツラツラ眺めるなり、ある種の「知識の構造」を示したものとしてじっくり読むなりしてほしい。
また、シントピコン索引を和訳したいという有志がいれば、この記事を頼りにどのトピック=小項目に興味あるか見当をつけて、実際に和訳作業をしてみる、という風に利用してほしい。当たり前だが、本記事の和訳を唯一正統なものとするつもりもないし、そもそも筆者にそんな権利はない。各自適当に改変するなりなんなりしてほしい。
ただし、和訳クオリティはハッキリ言って低い。というのも、「導入エッセイ」(Introduction)を読むことで「トピックの見取り図」の構造が分かるという具合になっているにも関わらず、面倒くさくて読まずに和訳作業を行ってしまったのである。更にそもそも筆者の英語/日本語力が低い。訳し分けもかなりテキトーで、途中長い中断を挟んだこともあり、特に後半はグチャグチャになってしまった。
ということで、誤訳やらニュアンスが違うやら、この単語はこう訳すと相場が決まってるとか、日本語として不自然すぎるとか、あるいは単なる誤字脱字などの指摘はバシバシしてほしいし、代案も挙げてほしい。そのために、原文も併せて載せておく。また、全体的に自信はないが、特に自信がない単語や文は赤字にしてある。
「Great Books of the Western World」の版元であるブリタニカ・ジャパン様から、出典を載せれば訳文と原文を載せていいとの許可を得たことを記しておく(ありがとうございます)。
なお、出典は以下の省略形で、各「トピックの見取り図」の原文のところに表記しておく。
「Great Books of the Western World 1 The Syntopiocn:Ⅰ」Second Edition, Encyclopædia Britannica, Inc. → 「Great Books1」
「Great Books of the Western World 2 The Syntopicon:Ⅱ」Second Edition, Encyclopædia Britannica, Inc. → 「Great Books2」
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